クレナイの歌
私はその子が大好きだった。
私達だけの秘密基地にしようってこの丘を教えてくれた。
根暗な私の唯一の友達だった。
毎日夕暮れ時にあの子と二人で遊んだわ。
紅葉って漢字を教えてくれて
とても優しくて
とても歌が上手な子
私の両親は嫌悪で、お父さんがいる時なんて喧嘩三昧だった。
殴られた事も、数え切れない。
私、本当に耐えられない時紅葉の家に逃げて、泊めてもらったりしたの。
紅葉だけが私の唯一の理解者だった。
でも、紅葉は中学生の頃転校してしまった。
唯一信頼出来る友人が傍に居なくなってしまった。
でも、紅葉と三年後にまたこの木下で会おうって約束した。