クレナイの歌
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荷を積んだトラックを見送る。
あの日から朱里とは会っていない。
学校にすら行っていないのだから当たり前か。
別れの言葉を告げて欲しいとは思ってない。
本当に彼女とは不思議な関係になったと少し懐かしげに感じる。
短期間の出来事だったはずなのに。
でもあの出来事があって、互いに何処か心持ちが軽くはなったんじゃないだろうか。
それだけを思っていた。
トラックが角を曲がって見えなくなると、改めて実感させられた。この地を離れるんだって。
あとは車に乗ってこの地を去るだけだ。
引越し先は他県らしい。遠くもなく決して近いわけでもない。