クレナイの歌

今の言葉を含め、彼か前言っていた用事というものを、朱里は何となく理解した。



「クレナイの歌……?」


「朱里がいつも歌ってた歌」


目を丸くして朱里はああと頷いた。そして優しい笑みを浮かべる。


「教えてあげるわ、絶対連絡してね?」

二人で微笑み合った。自然にこぼれた笑顔に驚く。
しかし、それよりも和やかな気持ちでいっぱいだ。


カチっと腕時計の秒針がなる。


時間が……。



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