恋色電車



まさか、20歳すぎて、誰かに告白するなんて思ってもみなかった。





もう、、、後戻りできないよね。






というか、したくない。




"好き"って口にするとき、





作ってた拳に尋常じゃないくらい汗をかいた。





同時に力も入った。





しばらくの沈黙・・・。





2,3秒だったのかもしれないけれど、





私にとってはすごくすごく長くて。




その空間がむずがゆいくて、何か話そうとしたとき。





隣にいる神谷さんの口が開いた。
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