お姉ちゃんの憂鬱
「かな、これからどうするの?」
「ケンくんのパパを探しましょ?手がかりは扇子の店にいたってことだけなんだけど、まだそこに留まっているとは思えないからほぼなしだね。向こうもケンくんのこと探してるだろうし」
「そうだよね…ねぇケンくん、パパの服装とか、誰に似てるとかお話してくれる?」
「化粧濃いな。本当に香奈子と同じ年?」
「…うっさいわチビッ子!」
「まぁまぁさやか。落ち着いて…」
「お前はデカいな、男みたい」
「…くっそガキ!子どもだからって調子にのんなよ!」
「うわぁ!香奈子助けて!」
「…ケン、これはあんたが悪い。おねーちゃんたち怒らせたのはケンくんの言葉が悪かったせい。ちゃんと謝りなさい」
頭に手を置けば、むむむっとしながらもあたしの手を握って「ごめんなさい」と小さい声で言う。
「おねーちゃんたちに言うんでしょ。あたしに言っても仕方ない」
「…っごめんなさい!これでいい?」
「さぁちゃん、まどかは?」
「…別にそんなに怒ってるわけじゃないし。あたしもごめんね」
「もう調子乗ったこと言うなよガキ」
「まどか、ガキじゃなくてケンくん」
「…もう調子乗ったこと言うなよケン」
まどかは小さい子が苦手なんだろうか?
テンション的に仲良くなれそうだけど。