お姉ちゃんの憂鬱
「お姉ちゃん大変です。上履きがボロボロです」
「…これはまた派手にやったな」
「うわーひどいね」
次の日の朝、誠と一緒に登校し昇降口で待ち構えていた直くんに捕まったと思ったら、バラバラに切り刻まれた上履きを見せられた。
ボロボロどころの話じゃない。
見るも無残にバラバラだ。
「とりあえず事務室に代わりのスリッパ借りにいこっか。誠、ここまででいいよ」
「いや、心配だから俺も一緒に教室まで行くよ。直江先輩、大丈夫すか?」
「ペットくん、護衛ご苦労様です。僕は平気です。そちらは何か異変はありませんでしたか?」
「うーん、特にいつもと変わらずって感じですかね。怪しい人はいませんでしたよ。」
「そうですか。なるべく早く犯人逮捕して安心して生活したいものですね」
「直江先輩もぼーっとしてるともっとひどい目にあいますよ。しっかりしてくださいね」
「上履きは新しいのを買わなきゃですかね…中学のころのでもいいでしょうか?」
「そこはメガネに相談したらなんとかしてくれるんじゃない?でも、本当にこれ以上なんか壊されたり汚されたりしたら困るよねー」