お姉ちゃんの憂鬱

「…で、なんでこんなことになってんだ?」


「まさにファンの仕業なんだろうね」


「さすがにこうなると気持ち悪いなー」


「……かなちゃん、これやったやつ見つけたら殴っていいよね?ボコボコにしていいよね?」


「…ボコボコはまずいんじゃないかな……」




靴を取りに行った直くんと合流して教室に向かうと、5つの机の上に様々な物が乗っているのが見えた。


すでに教室にいたメグ、さぁちゃん、まどか。

そして、あたしと直くんの机。

それぞれの机に大量のものが置いてある。



メグの机には手作りと思われるクッキーとマフィンの入った袋と、メグがいつも飲んでいる自販機のパックジュース。

それと手紙。



さぁちゃんの机にはさぁちゃんがいつも読んでる雑誌の最新のやつ(今日発売日らしい)と、既製品のお菓子が大量に。



まどかの机は、まどかがいつもヘッドフォンで聞いてるらしいアーティストのCD。

昨日まどかと話していた時に、まどかが欲しいなーと言っていたものだ。



直くんの机には大量のごみ。

わざわざゴミ箱に入っていた物をひっくり返したかのような惨状。



「かな、これはボコボコにしていいレベルだと思うよ」



あたしの机には、いつ取られたのか分からない大量の写真と、手紙。



「警察の管轄なんじゃないのこれ」


「香奈子、お前マジで気をつけろよ?これやべーやつだわ」





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