お姉ちゃんの憂鬱

その後、担任に言われて一度すべての物を回収された。


昼休みに再度数学科研究室に向かい、メグとあたしは置かれていた手紙を渡されたので読んでみた。



「一応プライバシーにかかわることが書いてあると困るから教師陣で先に開けて読むのはやめようってことになった。お前ら自分で読んで見せてもいい内容だったらくれ」


そう前置きされたけれど、内容的にはそんなに重要なことは書いていなかった。



「どれだけあたしのことを愛しているかということを延々と書かれていますね。それと、なんでオレの愛をわかってくれないんだという理解不能なお叱りを受けました。メグは?」


「告られた。それだけ」



見てもいいかと聞かれたからどーぞどーぞと渡した。

あたしに宛てられた手紙を読み進めるほどにメガネの眉間に皺が寄っていく。

それもまあ仕方ないだろう。



手紙の内容を一部抜粋すると『オレは君のことしか目に入らないのに、なんで君は周りの男の面倒まで見るんだ。確かに、まるで母親のようなすべてを包んでくれる包容力は君の魅力の一つだけど、それは君だけを愛しているオレだけに発揮されるものじゃないのかい?オレは君だけを愛している。なのに君はオレだけを見てくれない。それはおかしいと思う。そうだろう?』といった具合だ。


あとは、『あの一年の男、幼馴染だかなんだか知らないけど、早く離れた方がいい。それとも僕を嫉妬で狂わせたいのか?』みたいな。


この手紙について一言言ってもいいのなら、こう言うだろう。


なんのこっちゃ!




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