お姉ちゃんの憂鬱

「でも、この写真って、授業中に取られたものじゃないですか?」



直くんがぽつりとそんなことを言った。

直くんの視線の先には、手紙と一緒に置かれていた写真の数々。



「そうだな。これは教室だ。」


「これ授業中じゃねーな。昼か」


「これは?この間外で体育やった時のじゃない?」


「でもこの角度はこの教室から校庭を撮ったものだろ」


「ということは…」


「三船に関してはうちのクラスに主犯、もしくは協力者がいる」


「や、たぶんあたしに関してと言うより、事件全体に関わってる人がいるんじゃないですかね。」


「なんでだ?」


「まどかとさあちゃんの机に乗ってたCDと雑誌は、昨日の昼に教室で話していた時に出てきていた物です。それに、5人の机がそれぞれわかってるってことは、うちのクラスにそれなりに出はいりしてる。なので、今回の事件に全面的に関わっている人がうちのクラスにいる可能性が高いです。」


「…あんま信じたくないけど、そういう推理もできるわな」




自分の受持ちのクラスの中に、こんな脅迫まがいな事やる奴がいるなんて、担任なら信じたくないよな。





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