お姉ちゃんの憂鬱
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「直江、この間の授業のプリントお前だけ出してないんだわ。今日中に提出な。」
その日の授業の最後に、直くんに向けてそんなことを言ったのは胡散くさメガネだ。
「ただ、今日の放課後に職員打ち合わせあるんだよ。だから、それ終わるまで教室でやっとけ。で、終わったら持ってきな。」
「わかりました。会議は何時までですか?」
「一応4時半だけど、内容によっては伸びるからなー。はっきりとは言えん。」
「じゃあ、様子見て持っていきます。まぁ4時半までにプリントが終わるとは思えませんがね。」
「…お前な、変なところで自信いっぱいに答えんじゃねえよ。」
「直くん、1人で大丈夫?あたしたちも一緒にやろうか?」
「お姉ちゃん優しい。」
「それほどでもある。」
「三船、お前部活だろ。ちゃんと行け。オレが顧問に怒られんだろ。」
「あたしらは別になんもないし、一緒にやったるよー」
「…お前ら、仲良しこよしは別にいいが、課題は一人でやんねーと意味ないだろ。」
「みなさん、大丈夫ですよ。僕にはメグくんの記入済みアンド先生のチェック済みプリントという強い味方がありますから。」
「はい没収。ふざけんな馬鹿たれ」
「…メグくん、ばれました。」
「…お前本当に馬鹿だな。」
「直江君、もう諦めてちゃんとやりなさい。あたしたち一緒に待っててあげるから。」
「そーだな。お菓子パーチーしてよーぜーい。」
「山さん、僕は果汁グミのいちごが食べたいです。あと笛ラムネ。決してパイン飴は買ってこないでくださいね。あれは音が出ませんから。」
「おめーは課題だこのお馬鹿」
「お前ら、一緒に残ったら遊ぶんだろどうせ。なら学校外で待ってろ。教室に残んならお前らにも課題出すぞ。」
「さー今日も部活がんばるぞー」
「帰ってヒットドラマリターンズ見なきゃ」
「俺今日帰って漫画読むんだった」
「直江くん、明日果汁グミ買ってきてあげるね」
「…お前ら薄情だな」