Love their
パソコンの知識だけは右に出る者がいないのではないかと思う位に、それだけはレイの遥か前を引っ張って歩くサトル。
そんな部分があるからこそここまで長い間付き合いを共に出来たのかもしれない。
もう一度、発信履歴から呼び出してみるが一向にサトルが出る様子はなかった。
はぁ、と何だかすかされた気分で携帯をベッドに放り投げた。
最近、新しい立ち上げとか聞いてないしなぁ…。
新規の立ち上げ、病医院の開院や会社等コンピューターの入れ替えの仕事が入った時は大抵仕事が忙しくなるが、
最近は既ユーザーの管理が主でトラブルさえなければ定時上がりのはずだ。
新しい仕事でも入ったのかな…。
いつもなら迷わずコールそこそこに電話口に出るサトル。
レイは然程気にも止めずにまた後でかけてみようと、とりあえずシャワーを浴びることにした。
シャワーの栓を捻り出しっぱなしにしたまま、下着姿で鏡の前に立つ。
昨晩のこと…レイは思い出しながら鏡に映る自分の裸を眺めた。
気の遠くなるほどの激しい一夜だったがその痕跡は身体のどこを探してもまったくなく、ホッとする反面何だか寂しくも感じた。
自分の心の中だけに生きている昨晩のこと。
そんな部分があるからこそここまで長い間付き合いを共に出来たのかもしれない。
もう一度、発信履歴から呼び出してみるが一向にサトルが出る様子はなかった。
はぁ、と何だかすかされた気分で携帯をベッドに放り投げた。
最近、新しい立ち上げとか聞いてないしなぁ…。
新規の立ち上げ、病医院の開院や会社等コンピューターの入れ替えの仕事が入った時は大抵仕事が忙しくなるが、
最近は既ユーザーの管理が主でトラブルさえなければ定時上がりのはずだ。
新しい仕事でも入ったのかな…。
いつもなら迷わずコールそこそこに電話口に出るサトル。
レイは然程気にも止めずにまた後でかけてみようと、とりあえずシャワーを浴びることにした。
シャワーの栓を捻り出しっぱなしにしたまま、下着姿で鏡の前に立つ。
昨晩のこと…レイは思い出しながら鏡に映る自分の裸を眺めた。
気の遠くなるほどの激しい一夜だったがその痕跡は身体のどこを探してもまったくなく、ホッとする反面何だか寂しくも感じた。
自分の心の中だけに生きている昨晩のこと。