Love their
こうしてサトルからの返事を待つのは気分のいいものではなかった。
予想反してあっさりとした返事。
1人で盛り上がった気持ちもテンションがおかしい位に冷めていく。
こんな気持ちで。
こんな気持ちで待っているなんて。
サトルは何も言わないがいつもこうして私に振り回される自分の平衡を保ちながら、待ってくれていたのか。
店内からの閉店を知らせるアナウンスが耳に届くと、先程までの慌ただしさが嘘のように閑散としていた。
急ぐ家路に楽しそうな家族の姿を見送ると、入口の電灯が消え談笑していた学生たちもじゃあな、と多方面に帰って行った。
自転車を止めて佇むレイは取り残されたような、誰も気にしてくれない寂しさが襲う。
その後暫く返信がない携帯を握りしめたまま片足のサンダルをぶらぶらとさせて時間を潰した。
やがて駐車場から最後の客が出て行くと、店員がそれを確かめながら、チラっとレイを見て入口のブラインドを下ろした。
レイはここに居ても仕方ないと思い自転車を押しながらサトルの家の方へ向かってトボトボ歩き出した。
買い物したもののさっきまでの上がり調子だったやる気がシューと音を立てて萎んでいくようだった。
予想反してあっさりとした返事。
1人で盛り上がった気持ちもテンションがおかしい位に冷めていく。
こんな気持ちで。
こんな気持ちで待っているなんて。
サトルは何も言わないがいつもこうして私に振り回される自分の平衡を保ちながら、待ってくれていたのか。
店内からの閉店を知らせるアナウンスが耳に届くと、先程までの慌ただしさが嘘のように閑散としていた。
急ぐ家路に楽しそうな家族の姿を見送ると、入口の電灯が消え談笑していた学生たちもじゃあな、と多方面に帰って行った。
自転車を止めて佇むレイは取り残されたような、誰も気にしてくれない寂しさが襲う。
その後暫く返信がない携帯を握りしめたまま片足のサンダルをぶらぶらとさせて時間を潰した。
やがて駐車場から最後の客が出て行くと、店員がそれを確かめながら、チラっとレイを見て入口のブラインドを下ろした。
レイはここに居ても仕方ないと思い自転車を押しながらサトルの家の方へ向かってトボトボ歩き出した。
買い物したもののさっきまでの上がり調子だったやる気がシューと音を立てて萎んでいくようだった。