誰もしらない世界
一方、れいかは杉浦を連れて不動産の契約に来ていた。

れいか(はー嬉しいわ!これからあの店のママは私になるんやね♪)

杉浦は黙って契約書にサインをしている。

れいか(ねー、これ終わったら、ショッピング行きたいの!欲しいバッグがあるんよ!)

杉浦はれいかの戯言に無視を貫きながらいつも通り、クールな姿勢を崩さずに契約書を書き終える。
数分後、契約が無事終わると

れいか(はー、終わった!じゃあ後はよろしくね!)

そう言い、不動産屋を後にする。
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