誰もしらない世界
歩は荷物を持って、玄関を飛び出してコンビニへと向かった。

コンビニに黒色のフルスモークのセダンがとまっていた。
歩はその車に乗り、いつもの場所へとつれていかれた。
そして、歩のもうひとつの部屋にたどりついた。

歩は男に言う。

歩(今日からもう、家には帰りたくない。)

男(好きにすれば)

それで会話は終了だ。
ここに歩が住もうか住まないかは男には関係ない事だった。歩が売れれば何にも関係ない。
歩が明日死んでもどうなっても男には関係ないことだった。
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