箱入り結婚のススメ
それでも彼と過ごす週末の時間は、私の大切な息抜きとなって、月曜になるとまた頑張ることができたのだ。
それに、彼は時々私の家にも来てくれた。
おそらく、気を遣わせてしまっただろう。
だけど、何度か来るうちに、父とも打ち解けてきて、私にはわからないような難しいビジネスの話をしたり、父のゴルフの自慢話に付き合ってくれたり……。
そうしているうちに、父の態度も変わってきて、私がデートだと言っても、あからさまにイヤな顔はしなくなった。
そうやって私達の関係は、どんどん深まっていった。
だけど秀明さんは、私の体を決して求めてくるようなことはなかった。
キスは……ごく自然にできるようになった。
彼に抱き寄せられると、本当に安心した。