箱入り結婚のススメ

少し緊張してきた。

秀明さんの両親に気に入ってもらえるだろうか。
それに、父はなんと言うだろう。
そして……婿養子の話は?


食事を食べ終わると、ふたりで洗濯物を干し始めた。


「あ……」


私が手にしたモノを見て、彼が慌てて奪っていく。


「ごめん。俺がやるよ」


それは彼のパンツだった。


「あの……」


恥ずかしくなって私がうつむくと、彼は噴き出す。


「舞が純情すぎて、俺が照れる」

「ごめんなさい」

「いや、いい意味で。パンツは後だな」


クスクス笑った彼は、再び洗濯物を干し始めた。

すっかり片付け終わると、時計が二十一時を指そうとしていた。


「そろそろ帰らないといけないな」

「……はい」


本当はずっとこうしていたい。
彼ともっといろんな話をして、笑いあいたい。

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