箱入り結婚のススメ

しかし、子供ができたらこんなこと毎日なんだろうな。
舞と自分の子を想像して、ちょっと幸せな気分に浸る。


湯船につかると、貴也は俺とは反対側に座った。
徹底的に嫌われているようだ。


だけど、別に構わない。
舞に近づくヤツは、たとえ三歳でも許さない。


「おじちゃん、速水先生のこと好きなの?」


あったりまえだ。俺は夫だ。


「好きだよ。ものすごくね」


こんなチビにムキになるなんて、大人気ないのはわかっているさ。

だけど腹が立つんだから仕方ない。


不穏な空気を漂わせたまま、俺たちのお風呂タイムは終了した。


「せんせー」


簡単に拭いてやると、真っ裸のまま駆けていく貴也。
パンツくらい履かんか!


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