箱入り結婚のススメ
こうして三人で手をつないで眠るのも、なかなか幸せそうだ。
だけど、まだ舞とのふたりの生活も楽しみたいし……舞の幼稚園の仕事だって、年度途中で放り出すわけにはいかない。
「一緒に風呂入ろうな」
「やだ……」
子作りはもう少し先かな。
だけど、出張を頑張ったご褒美に、温泉旅行が待っている。
絶対に一緒に風呂に入るぞ?
そして、今日触れられない分のエネルギーは、使わせていただく。
舞は俺にとって、永遠の恋人なんだから。
貴也が突然寝返りをうって、俺にしがみついてきた。
なんだ。眠っているのにまた牽制か?
そう思ったものの、無邪気な顔をして眠る貴也に、思わず笑みがこぼれる。