君恋 ~あの夏の記憶~
「それじゃ、入部届を貰いに行こうか」
そう言う先輩に、あたしの中で未だに引っかかっていることを聞いてみた。
「男バスは⁇」
「やめないでしょ⁉︎」
『やめないでしょ⁉︎』なんてあっさりした答えだったけど、少し嬉しかったりもする。
「もち‼︎マネの仕事はできないけど、試合のサポートぐらいはできるし‼︎」
「頼もしいよ」
よしっ‼︎やるからには絶対インハイ行ってやる‼︎
その後も他愛ない話をしながら歩いていると、いつの間にか職員室に着いていた。