青い残光【完】
彼の、嬉しそうな顔に胸がときめいた。
ストイックな彼は、仮に試合に勝っても自分のプレーに納得が出来ないとあまり嬉しそうにしないから。
こんな顔、滅多に見られない…。
「……その話、受ける予定ですか?」
「うーん……。正直…迷ってる。」
「え……?」
迷ってる、
そう返事が返ってきて、わたしの胸中はざわついた。
梅さんは、伏し目がちに何か考えていたようだったけれど…ふと顔をあげた。
真剣な瞳と目が合って、わたしはドキリとした。
「……おっしーに、俺の悩みを聞いてもらおうかな。」
「えっ?」
「良いかな…?」
突然の相談で、うまく返答できそうな自信はなかったけれど……。
彼の本心に踏み込めそうだと思った。
頼ってくれてるんじゃないかと思った。
うまく行けば……。
そんな声がどこかから聞こえてきて、わたしは二つ返事で了承した。