your magic
「大野先生とか、マッチーだけじゃなくて、若手の先生はみんな、ほののこと、1年目なのに本当に頑張ってる、生徒が図書室の活用だけじゃなく、情報の活用がうまくなってきてるって言ってるって、知らないでしょ?」
知らなかった。職員室にいる時間が短いからかもしれないが、そんなに評価されるような仕事をしているとも思っていなかった。むしろいつも、大野先生の足を引っ張っているのではないかとヒヤヒヤしていた。図書室の評判を落としてはならぬ、だからと言って生徒との距離もきちんと取らないと、というジレンマもあった。
「マッチーが練習中に来てさ、今日は練習終わったらすぐ帰れって言ったんだよ。片付けとか、それなりに時間かかりそうだから、練習後ダッシュで帰れば、ほのより前につくだろうってさ。」
嬉しかった。
初めて知った、自分の評価が。
初めて知った、周りの配慮が。
そして何より、片づけておきたかった仕事もあったかもしれないのに、私のためにアパートまで戻ってくれた、正樹さんの優しさが、本当に本当にうれしかった。
知らなかった。職員室にいる時間が短いからかもしれないが、そんなに評価されるような仕事をしているとも思っていなかった。むしろいつも、大野先生の足を引っ張っているのではないかとヒヤヒヤしていた。図書室の評判を落としてはならぬ、だからと言って生徒との距離もきちんと取らないと、というジレンマもあった。
「マッチーが練習中に来てさ、今日は練習終わったらすぐ帰れって言ったんだよ。片付けとか、それなりに時間かかりそうだから、練習後ダッシュで帰れば、ほのより前につくだろうってさ。」
嬉しかった。
初めて知った、自分の評価が。
初めて知った、周りの配慮が。
そして何より、片づけておきたかった仕事もあったかもしれないのに、私のためにアパートまで戻ってくれた、正樹さんの優しさが、本当に本当にうれしかった。