今日は、その白い背中に爪をたてる
どこへ行くのか知らされないまま走ること数分、晴斗は何故か繁華街の入り口でバイクを停めた。
乗った時と同じくスラリと長い脚で颯爽とおりて、ヘルメットを外す。
私はそれをポカンとして見ていた。
だって、だって。
初めてだったのだ、ヤツと出会ってホテル(ただし昨夜は自宅)で例のことをする以外に行動を共にするのが。
てっきり今夜もいつものことしかしないと思っていたから仰天した。
「晶?どうしたの、着いたよ。」
未だにバイクに跨りヘルメットもしたままの私を見て晴斗は首を傾げる。
そして少し思案する様子を見せてから私の頭に手を伸ばし、窮屈なものを外してくれた。
7月の気候にはヘルメットはサウナのように感じられるので、私は外された開放感に浸る…はずだった。
乗った時と同じくスラリと長い脚で颯爽とおりて、ヘルメットを外す。
私はそれをポカンとして見ていた。
だって、だって。
初めてだったのだ、ヤツと出会ってホテル(ただし昨夜は自宅)で例のことをする以外に行動を共にするのが。
てっきり今夜もいつものことしかしないと思っていたから仰天した。
「晶?どうしたの、着いたよ。」
未だにバイクに跨りヘルメットもしたままの私を見て晴斗は首を傾げる。
そして少し思案する様子を見せてから私の頭に手を伸ばし、窮屈なものを外してくれた。
7月の気候にはヘルメットはサウナのように感じられるので、私は外された開放感に浸る…はずだった。