今日は、その白い背中に爪をたてる
「ち、ちょっと晴斗?」
だめだめ、今日はしないよ!
ぐいーと肩を押してみるも既に晴斗は私の腰を引き寄せてしまっている。
「…全然会えなかったから、淋しくて死にそうだった。」
「やっ…」
耳元で低く囁かれて思わずゾクリとする。
その拍子に突っ張っていた身体の強張りがとけて、肩から上着が滑り落ちた。
露わになった私の肩に唇を落として晴斗は上目遣いに言う。
「…これだけじゃ足りない。」
そして膝裏に手を差し入れられて私は抱き上げられて。
奥へとズンズン進んで、早急な態度とは裏腹にベッドへ思いの外丁寧におろされた。
晴斗は頭の両脇に手をついて見下ろしながら私の頬を指でなぞる。
瞳が熱に浮かされたように潤んでいて美しい。
吸い込まれそうな瞳。
もう触れ合うことはおろか、会うこともないと思っていたのに。
目を合わせた瞬間そんな気持ちは吹き飛んだ。
ー今だけ、今だけはー
身体も心も生まれたままの姿になろうって。
「んっ…あ……」
素肌を滑る指がいつもより熱い。
「ふ、可愛い声。気持ちいい?」
堪えきれずに漏れる声を抑える為にいつも自分の手の甲を口に押し付ける私。
その度に晴斗は敢えて私を可愛いと褒めては羞恥を煽る発言をする。
いつもならここで何かしら暴言を吐くんだけど。
「……晶?どうしたの?」
顔を横に反らしたまま黙ってしまった私の頬に労わるようなキスが落ちる。
ー今日が最後だから。ー
そう自分に言い聞かせて。
手を外した私は晴斗を見上げた。
「……気持ちいい。」
「あ、きら……?」
だめだめ、今日はしないよ!
ぐいーと肩を押してみるも既に晴斗は私の腰を引き寄せてしまっている。
「…全然会えなかったから、淋しくて死にそうだった。」
「やっ…」
耳元で低く囁かれて思わずゾクリとする。
その拍子に突っ張っていた身体の強張りがとけて、肩から上着が滑り落ちた。
露わになった私の肩に唇を落として晴斗は上目遣いに言う。
「…これだけじゃ足りない。」
そして膝裏に手を差し入れられて私は抱き上げられて。
奥へとズンズン進んで、早急な態度とは裏腹にベッドへ思いの外丁寧におろされた。
晴斗は頭の両脇に手をついて見下ろしながら私の頬を指でなぞる。
瞳が熱に浮かされたように潤んでいて美しい。
吸い込まれそうな瞳。
もう触れ合うことはおろか、会うこともないと思っていたのに。
目を合わせた瞬間そんな気持ちは吹き飛んだ。
ー今だけ、今だけはー
身体も心も生まれたままの姿になろうって。
「んっ…あ……」
素肌を滑る指がいつもより熱い。
「ふ、可愛い声。気持ちいい?」
堪えきれずに漏れる声を抑える為にいつも自分の手の甲を口に押し付ける私。
その度に晴斗は敢えて私を可愛いと褒めては羞恥を煽る発言をする。
いつもならここで何かしら暴言を吐くんだけど。
「……晶?どうしたの?」
顔を横に反らしたまま黙ってしまった私の頬に労わるようなキスが落ちる。
ー今日が最後だから。ー
そう自分に言い聞かせて。
手を外した私は晴斗を見上げた。
「……気持ちいい。」
「あ、きら……?」