私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。
「ふぇ?」
『…………奏太のことばっか最近考えてるし、
俺のこと本当に好きなのかわかんねぇし。
なんか俺ばっかり志穂のこと好きだし、
付き合ってもあんま意識とかしてくんねぇし。
………………まぁ、それが志穂だけど!』
蒼はなんかすごくぐわぁーっと言った。
いやいや、私だって好きだよ?
意識とかめちゃくちゃしてるのに。
気づいてないだけだよ。