運命の二人~白と黒の物語~
白っぽい金髪をベットに広げ、身体を少し丸めてクークー寝息をたてている。

組んだ足を外し、身を乗り出して見つめた。思わず口がほころびる。


可愛らしい。
まるで白い仔猫だな。

近寄って、額にかかった髪の毛をそっとかきあげると「ん……。」と凛々が可愛い声を出した。


ジャスティスは微笑んで、額にそっと口づけをした。
甘い花の匂いがふわりとして、彼の理性を狂わせた。

顔を上げた時、ジャスティスの目には欲望の火が灯っていた。

ギシ。

ベットをきしませ、凛々に覆い被さるように乗り上げる。


上から見下ろすジャスティスに、凛々は挑むようにコロンと身体の向きを変えて正面を向いた。瞼の閉じた瞳でジャスティスを見つめている。

彼の胸がザワザワとし始めた。

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