不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「んっ……」


甘く熱い吐息が口から漏れる。

卓巳君は私の髪をくしゅくしゅと撫であげる。せっかくまとめた髪はあっという間に崩れてしまった。

彼の手がファスナーに手がかかった。

ジーという音とともに、ファスナーが少しずつ下がっていく。


「ヤッ……」


とっさに顔を卓巳君から離した。


「ダメ……。今日はダメなの……」


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