不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
卓巳君が上からじっと私の顔を覗きこむ。
なんで?
わかんないよ。
なんでそんな切なそうな目で見るの?
「萌香ちゃん、バラの花にはなんでトゲがあるか知ってる?」
「……?」
唐突な質問に、私はキョトンと彼を見上げることしかできない。
「オレずっと考えてたんだ。バラの花にはなんでトゲがあるんだろうって。それはさ、バラがキレイすぎるからなんだよね。魅力的な花を咲かせて、甘い香りで誘ってさ。そんなん誰だってほしくなるだろ? だからバラは自分の身を守るためにトゲをつけたんだ」
「卓巳君……?」
なんで?
わかんないよ。
なんでそんな切なそうな目で見るの?
「萌香ちゃん、バラの花にはなんでトゲがあるか知ってる?」
「……?」
唐突な質問に、私はキョトンと彼を見上げることしかできない。
「オレずっと考えてたんだ。バラの花にはなんでトゲがあるんだろうって。それはさ、バラがキレイすぎるからなんだよね。魅力的な花を咲かせて、甘い香りで誘ってさ。そんなん誰だってほしくなるだろ? だからバラは自分の身を守るためにトゲをつけたんだ」
「卓巳君……?」