不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「ねぇ、飲みすぎだよ」


そう言う私を無視して、彼はさらに体を密着させてきた。耳もとに彼の息がかかる。


「なぁ、ここ抜けて、ふたりで、いいことしよ」

「やめて……」


もう、ヤダ。
やっぱり合コンなんて来るんじゃなかった。


「そんなこと言わずにさぁ」

「もぉ! やめてよっ!!」


両手で力いっぱい彼の体を押した。

彼はよろめいて数歩うしろへ下がった。

今だ! 

急いでその場から逃れた。


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