不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「いってっ。なにすんだよ!」


睨みかえす彼の目はもう焦点が合っていないように見えた。

ろれつも回っていない。

こうして改めて眺めると、かなり酔っているのがわかる。


「んだよっ。お前だけいい思いして。いいじゃん、オレにもヤラせろよ」

「は? お前なに言ってんの? ナメたこと言ってんじゃねぇよ」


さらにもう一度殴ろうと、卓巳君が拳を振りかざした時……。


「王子様、やっとご帰還かよ~。来るのおせーよ!」


背後から聞こえた声に振り返ると、優一君が近づいてきていた。

そしてポンポンと卓巳君の肩を叩く。


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