不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「相当、愛されてるよ。萌香ちゃん」

「えぇ?」


驚きのあまり、思わず優一君の顔をまじまじと眺めてしまった。


「アイツ、かなりへこんでたもん」

「えっ……」

「萌香ちゃんが、合コン行くって聞いて」

「ええっ……。そうだったの?」

「ショックもショック……」


優一君はわざとらしく目をこすって泣きまねをする。


「『彼女だと思ってたのはオレだけだったのかな。オレひとりでうぬぼれてたのかな』って、相当落ちこんでたよ」

「ええっ……彼女ぉ?」


思わずすっとんきょうな奇声を発してしまった私に、みんなの視線が集まる。

「すみません」と小声で謝って頭を下げた。


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