不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「あいつさぁ……。余裕かましまくり。なにも言わなくても萌香ちゃんには通じてるはずだ。萌香ちゃんはそういうのわかってくれる子だって思いこんでたみたい。『オレ達はちゃんと心で通じ合ってる』とか真顔で言ってやがんの」
「そんなぁ。ちゃんと言ってくれなきゃ、わかんないよ」
「だよなぁ。だから、アイツはアホなの。かわいそうに、萌香ちゃん」
優一君は私の頭をポンポンと撫でた。
「ボク……」
その瞬間、なぜかそこで卓巳君のセリフが途切れてしまった。
私達はステージに注目する。
いつまでもセリフを言わない卓巳君に、ステージ上も観客も息を飲む。
「そんなぁ。ちゃんと言ってくれなきゃ、わかんないよ」
「だよなぁ。だから、アイツはアホなの。かわいそうに、萌香ちゃん」
優一君は私の頭をポンポンと撫でた。
「ボク……」
その瞬間、なぜかそこで卓巳君のセリフが途切れてしまった。
私達はステージに注目する。
いつまでもセリフを言わない卓巳君に、ステージ上も観客も息を飲む。