不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「え? なに……?」


突然のことに驚いて、腕から逃れようとする私に優一君は耳打ちする。


「しっ。卓巳の気持ち知りたいんでしょ? だったらこのまま会話続けよう」

「え……。うん……」


なんだかよくわからない。私はまだ不安に思っていることを尋ねた。


「卓巳君て私とのことみんなに言いふらしたの? その……出会ったその日に……って。さっき、金髪の男の子がそう言ってたの。『合コンで女持ち帰って、ヤった』って自慢してたって……」

「へ?」


優一君は目を丸くして驚く。


「それは半分あってるけど、半分間違いでもある」

「半分……?」

「うん。卓巳はさぁ、確かに萌香ちゃんのことをみんなに自慢してたけど、あれは単なるノロケだったよ」


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