不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「あ。オレ、覚えてる? あのコンパん時、萌香ちゃんの前に座ってたんだけど」
「うん。優一君だよね」
私の答えに、優一君が満足げに微笑む。
「つか、どうしたの? なんでここにいんの?」
「えっと……あの……」
どうしよう。
言い訳がなにも思い浮かばないよ。
アタフタする私の代わりに口を開いたのは、優一君のほうだった。
「あ、卓巳でしょ? 卓巳に用事でしょ?」
「え……」
「卓巳ならまだ研究室にいるよ。今日は泊まりらしいし」
「じゃ……あのっ、これっ。卓巳くんに渡してくれない?」
優一君から卓巳君に渡してもらえばいい。
そう思って、持っていた紙袋を差し出す。
だけど、そんな私の腕を優一君はぐいとひっぱった。
「自分で渡しなよ。卓巳の研究室まで連れていってあげるから」
「ええっ! そんなっ。邪魔しちゃ悪いし……」
「そうでもないよ。忙しいっつうか、あいつの場合、雑念多すぎて集中しないから、時間かかりすぎなんだよ」
「雑念?」
「あはは。まー色々とね」
なにがおかしいのか、優一君は楽しそうに笑った。
「うん。優一君だよね」
私の答えに、優一君が満足げに微笑む。
「つか、どうしたの? なんでここにいんの?」
「えっと……あの……」
どうしよう。
言い訳がなにも思い浮かばないよ。
アタフタする私の代わりに口を開いたのは、優一君のほうだった。
「あ、卓巳でしょ? 卓巳に用事でしょ?」
「え……」
「卓巳ならまだ研究室にいるよ。今日は泊まりらしいし」
「じゃ……あのっ、これっ。卓巳くんに渡してくれない?」
優一君から卓巳君に渡してもらえばいい。
そう思って、持っていた紙袋を差し出す。
だけど、そんな私の腕を優一君はぐいとひっぱった。
「自分で渡しなよ。卓巳の研究室まで連れていってあげるから」
「ええっ! そんなっ。邪魔しちゃ悪いし……」
「そうでもないよ。忙しいっつうか、あいつの場合、雑念多すぎて集中しないから、時間かかりすぎなんだよ」
「雑念?」
「あはは。まー色々とね」
なにがおかしいのか、優一君は楽しそうに笑った。