ずっと、好きでいる。
「優貴くんの母親は死んだお母さんだけだもんねぇ?? またワタシが現れて『やっぱり大貴と結婚します』なんて言われたら、そりゃあ、我慢ならないもんねぇ」
藍が、オレと優貴の間を割って入るかの様に、近くにあった丸椅子を持ち上げると優貴の枕元に運んで、それに腰を掛けた。
ぐっと優貴との距離を詰める藍。
点滴をしている優貴は逃げられない。
「やめろよ、藍」
藍の肩を揺するも、藍はオレの声が聞こえなかったかの様に、オレに見向きもせず真っ直ぐ優貴に強い視線を飛ばし続けていた。
そんな藍の眼差しに、負けじと優貴も睨み返す。