ずっと、好きでいる。








「こんな事に命張ってどうすんの。 バカじゃないの?? 天国のお母さんが呆れ果てて泣いてるわ、絶対。 アレルギー舐めんなよ。 死ぬ事だってあるんだよ。 こんな事しなくたって、ワタシをワザワザ悪者にしなくたって、ワタシと大貴が結婚する事はない。 ワタシはNYに行く。 だから安心してイイ」







泣きそうなのか、怒りからなのか。 藍の目が少し赤くなっていた。







「・・・・・・・・・・・・」







そんな藍を、無言で見つめる優貴。







「・・・・・・・・・・・人を陥れる事は決して良い事ではないけどね、社会に出たら他人をだし抜かなきゃ上に行けない場合がある。 だけどね、自分1人の力で何かを成し遂げられる人間なんて1人もいないんだよ。 だから、誰が自分にとって敵なのか味方なのかをしっかり見極めなきゃダメなんだよ。 ワタシは優貴くんの敵じゃない。 もう関わる事もないだろうから味方にもなれないけど。 敵じゃない人間を陥れてどうすんの!!」







語尾を強めた藍に、優貴の肩が少しだけ『ビクッ』と震えた。
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