【完】籠球ロマンティック
インターハイ予選を間近に控えることもあり、全体的にピリピリとした空気がフロアを支配していた。


「リバァァン!」


何チームかに分かれ、練習試合を行っていたのだが、主に一年生の部員は体力が底を尽きていた。


原因は、本番が近いということからか休憩がおざなりにされていて、水分補給が上手く行われていなかったからだ。


それは、どんなに大きくとも、技術が優れていようとも、論理も同じことだった。


「間壁ェ!何故そこで取れない!お前はデクノボウか!?」


水分が足らず、ふらふらになった論理は最早、自分より小さな部員とさえぶつかり合うことは出来ない。


彼の十八番てあるリバウンドは、どんなに最良な場所にスクリーンアウトを取ってもその手に取ることは出来ないのだ。
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