【完】籠球ロマンティック
「あンの時の!あの坊主頭のガード!」
つまり、見た目が変わったのは俺だけじゃなかったということだ。
中三、一年半前のあの時、坊主頭だったあのガードが、今はアイドルみたいなサラサラミディアムショートヘアーになっている。そりゃ、気付かないわけだ。
ダイスケは間違いない。あの時俺達我妻北中を一番苦しめたチームの中心核の、あのガードだ。
「実は、この間の体育館のことより前に、ふと、トラがその時の戦いを話に出して、貴方の話になったの。……この戦いは、もしかしたら神様の悪戯かもしれないわね」
「ふぅん、あんた、案外ロマンティックなこと考えるな。可愛いんじゃん?」
リッコと違って現実主義者だと思っていた美鶴の、意外とロマンティックな発言に答えると、試合に釘付けだった美鶴がこちらを素早く向き、目を見開いて見つめている。
徐々に耳から赤くなっていく美鶴がやはり可愛く見えてしまったのは、リッコには絶対内緒にしよう。
つまり、見た目が変わったのは俺だけじゃなかったということだ。
中三、一年半前のあの時、坊主頭だったあのガードが、今はアイドルみたいなサラサラミディアムショートヘアーになっている。そりゃ、気付かないわけだ。
ダイスケは間違いない。あの時俺達我妻北中を一番苦しめたチームの中心核の、あのガードだ。
「実は、この間の体育館のことより前に、ふと、トラがその時の戦いを話に出して、貴方の話になったの。……この戦いは、もしかしたら神様の悪戯かもしれないわね」
「ふぅん、あんた、案外ロマンティックなこと考えるな。可愛いんじゃん?」
リッコと違って現実主義者だと思っていた美鶴の、意外とロマンティックな発言に答えると、試合に釘付けだった美鶴がこちらを素早く向き、目を見開いて見つめている。
徐々に耳から赤くなっていく美鶴がやはり可愛く見えてしまったのは、リッコには絶対内緒にしよう。