【完】籠球ロマンティック


1クォーター、前半8分の戦いを終え、得点は21-18と、スネイク・オーバドゥサイドの一歩リードの展開。


リッコの戦略通り、身長差のミスマッチを逆手に取り、各1ファウルを奪うも、点差はほぼ無いに等しい。


《前半を終えて、ここで点差が埋まるか広がるか、ボーナスタイム!》


ストリートボール特有の、エンターテインメントを重視したスペシャルタイムを言い渡したイツは、自らの試合の時とは違う楽しそうな表情だ。


《行うのは1on1!各チームの代表者が戦い、勝った方には1ポイントのプレゼント!単純明快、楽しいボーナスタイムだろ?》


イツの煽りに、どんどん増えるギャラリーが更にボルテージを上げて行く。


「リッコ、ハーシー、マカロン。良いよな?俺そろそろ、良いよな?」


試合が始まってからずっとわくわくが続き、爆発寸前の俺は、有無を言わさず言葉を発する。
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