【永遠の愛を繋ぐ2人の手】(*ラブコスメ参加作品)
聞き覚えのある声に顔をあげると
いつもの笑顔とは違い
怒ったような顔で
私を見下ろすように
立っている菊田がいた。
えっ!?…どうして?
「…菊田?」
「…あれ?菊田が何でここに?」
湖奈美も驚いていると
「…俺が呼んだ。」
遥晃はコーヒーカップを置くと
「…汐見がいつまで経っても
瑛亮に言わないし
このままじゃいけないと俺も思うから
お節介承知で
俺が代わりに全部話といてやった。」
「…えっ!?話したって…。」
驚く私をスルーするように
「…コーヒー代はいらない。
瑛亮は今すぐ汐見を連れて帰れ。
で、汐見は自分の口から
瑛亮に今の自分の気持ちを言え!
……俺達は離れても
ずっと友人だし、仲間だからな…。」
遥晃はそう言ってまた静かに
コーヒーを啜った。
その言葉に
「…サンキュ、遥晃。」
菊田は私の腕を引っ張って立たせ
椅子に置いてあった私の荷物を持つと
私を無理やり引っ張って店から出た。