クローバーの起こしたキセキ





その時かっ!私ってほんとにバカ・・・・・。
言うしかない。




「私ね、海原君が転校して来る前まで夢見てたんだ。
幼い頃の海原君と私の。
私たちがクローバー畑で摘んだクローバーを交換して、海原君が引っ越す時までの夢で、海原君が名前を言う直前でいつも目が覚めてたの。
だから名前わからないじゃんね?んで、つけた名前がクローバーの君って訳。
どぉ、納得した?」




喋り終わってから海原君を見ると、フーッとため息のようなものをついた。
呆れたかな・・・・・?
そう心配して、呆れたため息?と聞いたけど帰ってきた返事は、全然よくわからないことだった。




「安心しただけだから。
呆れるわけねーだろ?」




なんで安心?
という疑問の前に、私も海原君に質問をしてみた。
どんな答えが返ってくるかな。




「じゃあ私からの質問ね!・・・・・どうして海原君は私のことを麻美って呼ぶの?」




「それは、だな。
えーっと、・・・・・二文字で、短くて、呼びやすいから!だ」




・・・・・それだけ?
思わずむくれてしまった私。
しょうがないよね?だってこんなこと言われたんだもん。
海原君は私が拗ねていることに気づき、慌てて言った。




「じょ、冗談だ。
そんなに怒らないでくれ、俺が悪かった。
・・・・・理由、ちょっと恥ずかしいから、気が向いたら言う。
ほんとは全然違う理由だから」






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