クローバーの起こしたキセキ
理由に恥ずかしいも何もないのに・・・・・。
まだちょっと怒ってたけど、慌てる海原君が妙に可愛く見えてそんな気持ちは最初からなかったかのようになってしまった。
「じゃあ待つ!早く気が向いてくれることを祈る。
神様お願いしますー、海原君が私を麻美って呼ぶ理由が変なのじゃありませんようにー」
「だからほんとは違うって」
楽しい時はすぐに終わる。
病院に戻って来た時は、一気に夢から現実に連れ戻されたような気分になった。
病院って、患者さんの気分をリラックスさせるために白色にしてるらしい。
でも、ずーっとこんなところに居たら絶対に目と頭がおかしくなりそうな気がする。
「じゃあまた明日。
学校終わってから行くね!ばいばい」
「ばいばい」
私は手を振りながら帰って行った。
病院が見えなくなるまで早歩きで歩いて帰った。
ちらっと見えた後ろに、海原君がずっと立ってて、一瞬手を振ってくれたから嬉しくて。
どうしてこんな些細なことで嬉しくなってしまうのか分からなかった。
「ただいまー、お母さん居るの?」
家に帰った。
電気がつきっぱなしだったから、お母さんが居るのかと思ったら、誰も居なかった。
・・・・・そういえばお母さん今日から仕事じゃん。
つまりここの電気は私が切るのを忘れてて朝からずっとついてるってこと?電気代心配だ・・・・・。