クローバーの起こしたキセキ





こうして、私は海原君と信頼できる関係になったわけだけど・・・・・。





ただいま、一日立ったところです。
なんでか分からないけど、話しかけても無視されている私。





昨日はほんのりと差し込んだ光はもう消えている。
やっぱり友達破棄されてしまった可能性が高い。





はぁ・・・。





ため息をつく。
すると碧海が私の席にやって来た。




「昨日あれから海原に説明してもらった?」




あ、そういえばそういう理由で一緒に残されてたんだった。
なんにも説明されずに友達にだけなっただけだ。





「そういえばされてない。
なんか今話しかけづらいから、碧海が教えてくれない?」




「おっけー。
えっとー・・・・・」




それから三十分ほど碧海に説明をしてもらった。
長いのでまとめるとこんな感じ。




1.なんにも連絡が来ないのに私が休んで碧海がおかしく思う。
2.何処かで倒れてるかもしれないと心配し、一応私の家による。
3.家に行ってみたけど誰もいないようだったから、学校に戻る。
4.雨が激しく降っていたから、外は探さずに校舎内を走り回る。
5.居ないから警察に通報しようかと心配しているところに海原君が私を担いでやって来る。
6.そんで保健室に連れて行ったら、海原君もついてきた。





「へぇー。
・・・・・って、私、海原君に担がれたの!?抱っこ、おんぶ!?」





気になる箇所があり、突っ込むとニヤリと笑いながら答えた碧海。




「抱っこだよー。
・・・・・お姫様抱っこ、ね?」







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