クローバーの起こしたキセキ
とりあえず仲直りはできた。
でも、教室を抜け出す時に、反省文でも説教でも停学でもなんでも受けるって言っちゃったからめんどくさいことになりそう・・・・・。
まぁ、しょうがない。
私は停学処分になってもいいから、碧海にはなんにも罰は与えないで欲しいって全力で頼もう。
そう決めこんで、国語の先生のところに向かう。
国語準備室にいるってみんなから聞いて、今向かっている最中。
「碧海ー。
もし面倒なことになったらごめんね・・・・・。
絶対に碧海はなんにもされないように断固死守するから!」
「いいよ、そんなことしなくても。
てか私も麻美と同じこと考えてた。
以心伝心、的な?・・・・・やっぱ取り消す、心友パワーだった!」
そう言って笑う無邪気な笑顔をみてると、なんだか見ているこっちまで幸せな気分になってくる。
碧海の魅力の一つなんだよね、きっと。
とうとう扉の前に着いた。
碧海は私が守る、もし中に殺人犯がいて先生をグッチョグチョにしていて私に襲いかかってきたとしても絶対に守る!
コンコン
「「失礼します」」
綺麗にノックと声がかぶる。