涙で育った赤い花
「って…言いながらもう食ってんじゃん!」


「あたしトッポ大好きなの〜!良かったら1本いかが?」


「いかがって、それあたしのだから!よこせ!あたしの大事な食料。」


あたしの手に持っていたトッポが取られてしまった。


「ケチ〜。あっ!そういえば今日の夜ご飯何だろう!ステーキかな!?」

「はいはい。そうだよきっと。」


「なんだよその反応〜。」


「つか、あなた告るんでしょ?大丈夫?なんかすごい余裕だね。」


「告れるタイミングがあればね〜。」


「うーん…でも明日も明後日もそんな時間ない気がするんだよね。はっきり言っちゃうと。」
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