涙で育った赤い花
「あたしもそう思う。まぁ言えなかったとしてもまた帰ってからでも言えるから。」


「そうだね。時間はたっぷりあるし。」


――ガチャ。


由嬉と萌が帰ってきた。

「2人とも、待ってたぞ!」


「はぁ〜疲れた。部屋行っても波琉がいないからきっとここにいるだろうと思って来てみた。」


「さすが!勘が鋭い!」

「てゆーか、もうすぐ夜ご飯じゃん!食堂行こ♪」


萌が時計を見て言った。

「ほんとだ!行こ〜!」
< 44 / 127 >

この作品をシェア

pagetop