幼なじみの大ちゃんにlove




「ちょっと、離してよ!!////」




「悪い」



あ、離しちゃった…


『まだ握っていたい』ぐらい言ってくれたって良いじゃないの…まったく



あんたの目の前にいるのはスーパーモデルのANRIよ!?


少し照れたり、チラ見したり、何かしなさいよね!!



チラ見どころか、全く私を見ようとしない


本当連れない男ね…



「ここなら、人こないから」



「まさか、人から避けるため連れて来てくれたの…?」



「まぁな。あんなところにずっといたら、耳がキンキンするし」



あぁ、女子の歓声のことね



「それに、お前困ってただろ?」


私を助けるために…?


まさか、この人私のこと実は好きだったりして…!!



「これやるよ」


「へ?何これ」



「お握り。俺作」


「はぁぁぁあ!?私、庶民食材食べない主義だから」




「お前そこまで金持ちじゃねーだろ」


はぁ!?


なんで分かったの!!?



けど、金持ちは金持ちだわ!!



「冗談言わないで!私は金持ちのお嬢様よ!!」


「あっそ、まぁ食え。あと、これゲロ袋」



「はぁ!?ゲロ袋前提で私にこれを食べさせる気!!?」



「まぁ、食わなくても別に良いよ。お腹空くだけだし。ちなみに、俺は食う」



「わ、私も食べるし!!!」


………美味しい


お腹空いてるせいかわからないけど、すごく美味しく感じる…



「ありがとう…」


「ん。じゃあ、俺行くわ」


「あっ…!うん、バイバイ」



私はいつもいろんな男を落としてきた


私が気に入った男は必ず落とせた


けど、やはり真剣になれずすぐ別れては、他の男と付き合っていた



けど…なんでだろう


この気持ち。


これが恋だと言うの…?




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