私は男を見る目がないらしい。
 

「高校の時のクラスメートだったってこと!」

「……へ?」

「クラスメートだったんだろ?この前約8年ぶりの再会を果たしたんだって?」

「……いや、あの?」

「あ、俺、高校の頃に比べて結構変わったみたいで、相原さんもまだ今の俺に慣れてないんだと思います」

「ふぅん?そういうものかねぇ」

「俺も相原さんがすごく綺麗になってて驚きましたし、……実は今も少し緊張しているんです」

「!?」

「え、もしかして小西くん、相原さん狙いなのか?」

「!!!」


ニヤニヤしながら田仲さんは、何故か照れたような表情を浮かべる朔太郎に問い掛ける。

いやいやいや!

何それ!?朔太郎、意味わかんないこと言わないでよっ!

田仲さんまで真に受けて妙な想像しないでほしいんですけどっ!

ていうか、付き合ってたことまでは言ってないよね!?

三浦さんと話している間に、朔太郎と田仲さんとの間でどんな会話がされていたのか全くわからない私はとにかく焦っていた。

それに気付いたようで、朔太郎がくすりと口の端で笑ったのが見えた。

こ、こいつ……っ!

愉しんでやがる!

 
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