恋物語。




え、じゃあ…誠さんて、いくつなんだろう…?




「どうやってって…俺の後輩が知沙の友達で…それで紹介されたんだよ。」


私も聞きたいことがあるけれど…彼がまず誠さんの質問にそう答えた。



「へぇ~…紹介ねぇ~…」



「ぁっ……あの…っ」


何だか怪しい目線を向けてくる誠さんに怯みそうになったけれど…意を決して話しかけた。



「なに?」


すると、それに答えたのは由子さん。



「あの、えと……お二人は…聡さんと、いくつ歳が違うんですか…?」


まさかお姉さんが参加してくるなんて思わなくて一瞬、焦ってしまったけれど…彼女のことも知りたかったからそう聞いてみた。



「えっとね…?私が今、34だから…―」



「っ…!!」


考えるように口を開く由子さんの発言に心の中で驚く。




さっ…さんじゅうよん…!?全然見えないんですけど…っっ




「―…3つ上?かな。で、誠が…」



「俺、29。兄貴の2つ下。」


由子さんの話を遮り誠さんがそう言う。



「あ、へぇ…そうなんですね…。じゃあ私が…本当に一番年下…」


私の身体は、もぬけの殻になったようだった。
二人にそう返すだけで精一杯…。




ほんとに驚いた…。お姉さんが34歳だなんて…。
下手したら…弟さんの恋人に見えなくもないんだもん…。




「知沙…そんなに驚いた?姉さんの年齢。」



「え…!?だ、だって…全然見えないから…っ」


私の隣に座る…私専属の“超能力者”
彼に全てを見抜かれて彼に振り向く。



「ふふふ…嬉しい。ありがとう。でもね…?まだあるんだよ?」



「え…?何ですか…?」


嬉しそうに笑う由子さんに振り返り首を傾げた。





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