星使いの少女
「リユール…謝らないで…?」
あたしはリユールに微笑みかける。
[でも…っ!!]
それでもまだ気にしている様子のリユール。
「あたしは大丈夫。リユール、あたしはね?…この世界を守りたいんだ。」
…皆の笑顔を守る為に。
「ね?」
あたしの笑顔に安心したのかリユールはぎこちなく笑った。
[ユラ…ありがとう…!!貴女が《星使い》でよかった…]
「そんな…!!
それより、ヒュースがリユールに会いたがってたよ?たまにはあってあげなよね?」
[そうね…たまには星座の皆にも会わなければね…]
リユールはどこか懐かしそうに重い扉を見つめた。