星使いの少女

「リユール…謝らないで…?」



あたしはリユールに微笑みかける。



[でも…っ!!]



それでもまだ気にしている様子のリユール。



「あたしは大丈夫。リユール、あたしはね?…この世界を守りたいんだ。」



…皆の笑顔を守る為に。



「ね?」



あたしの笑顔に安心したのかリユールはぎこちなく笑った。



[ユラ…ありがとう…!!貴女が《星使い》でよかった…]



「そんな…!!
それより、ヒュースがリユールに会いたがってたよ?たまにはあってあげなよね?」



[そうね…たまには星座の皆にも会わなければね…]



リユールはどこか懐かしそうに重い扉を見つめた。


< 95 / 197 >

この作品をシェア

pagetop