紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「ちょ、ちょっと鏡夜、いいかげん離れてよっ」
「あ、あぁ」
ずっと蓮とルキアの事ばかりが気になっていた私は、今の自分の置かれている状況をすっかり忘れていたのだ。
取りあえずすぐに離れてくれた鏡夜に、ホッと溜息をついた。
そしてもう一度、蓮達へと視線を向けると---
「なっ?!」
目の前では…、
蓮とルキアのキスシーン。
あまりにも驚いて、私の息が止まった。
は?
え、な、何?
すぐに蓮がルキアの肩を押し、口元を嫌そうに拭う。
だからすぐに誰が、キスを仕掛けたのかは一目瞭然だった。
それでも…、
蓮が私以外の人とキスをするなんて…、嫌だ!!!